東京都八王子市に本社を置き、西多摩地区から山梨県の一部に路線網を展開する西東京バス潜入レポートの第2回目。同社では路線バスばかりでなく、都心と四国や北陸方面と高速バス、そして空港バスの運行も活発に行っている。
2016年当時の懐かしい風景とバスを振り返る。
構成・執筆・写真(特記を除く)/加藤佳一(BJエディターズ)
※2016年9月発売「バスマガジンVol.79」より
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■高速線は都市間夜行と空港連絡 この春から貸切事業を積極展開
●檜原村
高速バスは、都市間路線として、新宿・横浜~松山・八幡浜間、八王子・新宿・横浜~高松・丸亀間、新宿・八王子~茨木・大阪・USJ間、八王子・渋谷~金沢・加賀温泉間の夜行便と期間限定の八王子・渋谷~金沢間の昼行便を運行している。
また空港連絡バスとして、高尾・八王子~成田空港間、高尾・八王子~羽田空港間、青梅・羽村・福生~羽田空港間の運行を行っている。
貸切バス事業は00年代に入ると縮小が続き、学校や企業などの契約輸送が中心となっていった。このうち大学のスクールバスの中には、新宿発着で高速道路を走行する長距離のものがある。一方、昨今のインバウンド需要の急増に応えるべく、この春、一気に10台もの一般貸切バスを増備した。
■2015年に「にしちゅんバス」登場! 後部座席に携帯用コンセント
西東京バスでは会社設立50周年を迎えた2013(平成25)年、スズメをモチーフにしたイメージキャラクター「にしちゅん」を制定。2015(平成27)年には工学院大学・日本工学院との産学連携プロジェクトにより、「にしちゅんバス」2台をデビューさせた。
この車両は学生たちによる最優秀作品と優秀作品をフルラッピング。車内の中扉より後方には、携帯電話・スマホ用のコンセントが設置され、乗客から好評を得ている。
おじゃまします! バス会社潜入レポート 西東京バス編【その1】
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