市の中心部から北部まで!! 生活と観光を支える京都バス

京都市中心部から嵐電・叡電の沿線、北部山間地域の生活と観光を支える バス会社潜入レポート・京都バス:編[3]

 ひとつのバス事業者を掘り下げて紹介する、バスマガジンの名物コーナー。今回は2017年に遡って、5月発売号で掲載した、京都バス編を振り返って紹介する。

 京都バスが保有する車両のうちの約半数が日野車だが、続いていすゞ車、日産ディーゼルも所属する。

 いすゞ車では2000年に導入されたエルガLTのツーステ車など、全国的に見てもレアな車両も存在している。

 なお、画像ギャラリーではいすゞ車を紹介する。

(記事の内容は、2017年5月現在のものです)

構成・執筆・写真/加藤佳一(B.J.エディターズ)
※2017年5月発売「バスマガジンVol.83」より

【画像ギャラリー】観光で乗ったことありませんか⁉ 京都バスが所有するいすゞ車をドドーンと公開


かつては富士ボディを架装 大型ワンステが主力の路線車

■ハイブリッドバスカラー

日野 QSG-HL2ANAP ■135/京都200か3315 嵐山営業所/一般路線 2016年に2台導入された日野ブルーリボンハイブリッド。水と緑をイメージさせるデザインが施された。ノンステップの車内レイアウトは、前年・同年式のいすゞエルガと共通。近年は運賃箱や車内インフォメーションを市バスと共通化。また2016年式車両からカラーLED表示器が採用されている

 京都バスの17年3月31日現在の保有車両は、乗合111台、貸切14台、特定2台、計127台である。メーカー別に見ると、日野62台、いすゞ46台、日産ディーゼル19台の順で、嵐山が日野、高野がいすゞと日産ディーゼル中心の車両配置となっている。

 一般路線車は長年、前後引戸・中間尺の大型車を主力としてきた。メーカーは日野と日産ディーゼルで、関西の事業者としては珍しく富士ボディを架装していたことが特徴であった。

 97年に初めてワンステップバスを導入。当初は前中折戸で、日野製は日野ボディに変更された。01年からは前中引戸のワンステップバスが同社の標準仕様となり、03年から日産ディーゼル製は西工ボディが架装された。04年式からLED表示器が採用されるとともに、マーカーランプが廃止された。

■貸切カラー(大型)

日野 QDG-KV234N3 ■156/京都200か3212 嵐山営業所/貸切 2004年式のセレガR-FDに代わり、2016年に1台増備された日野ブルーリボン。自家用仕様のツーステップバスで、補助席つき60人乗りである。前面方向幕装備・黒枠T字型窓の外観は2007年式の同型車を踏襲するものの、大型車としては初めて、1996年の貸切バス事業再開時に採用された貸切車カラーを纏っている

 いすゞ車は従来、山間路線用として9mタイプのLTのみが採用されていた。従来の富士ボディ架装車に代わり00年に導入されたエルガツーステップバスは、全国的に見ても珍しい車両と言える。

 02年から中間尺の大型ワンステップバスの増備を開始。日産ディーゼル車の生産終了に伴い、高野営業所の主力車種として導入が続いている。

 15年には同社初の大型ノンステップバスとして、いすゞエルガを採用。16年にも増備されたほか、日野ブルーリボンのハイブリッドノンステップバスも加わった。また16年の新車にはカラーLED表示器が採用されている。

 01年には初めての中型車として、日野製ノンステップバスHRを採用。翌年には7mタイプも増備された。さらに10~11年、ワンステップのいすゞLRと日野KRが多数導入されている。中型車は主に阪急嵐山駅前・国際会館駅前発着系統などで使用されている。

 小型車では95年式の日野RBが1台健在。この車両は京阪宇治交通から京阪バスを経て転入したものである。主力のリエッセは00・09・11年式の4台が在籍。13年にはノンステップのポンチョロング1台も加わった。小型車は国際会館駅前発着系統や貴船口駅前~貴船間などで活躍。

 また花背線の早朝上り便や年に一度だけ運行される大原~鞍馬間95系統にも運用されている。

一般路線以外の事業も着実に拡大している姿も地域密着型である姿勢だ バス会社潜入レポート・京都バス:編[2]

【画像ギャラリー】京都バスが所有するバスを詳しく見る! バス会社潜入レポート・京都バス:編[3]【いすゞ車】

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