ウインドスクリーンの原理で風切り音をカット!
メーカーもこれを改善するために、マイクの風切り音をカットするウインドシールドやウインドジャマーの原理で、密閉できない折戸下部や前部にフサフサの毛やフィルターを積極的に取り付けて、風切り音をカットする折戸が誕生すると、音の問題は概ね解決された。
それでも見た目のカッコよさから、特に観光バスや貸切バスにはスイングドアが主流だが、短・中距離の昼行高速路線で、便数や乗降が多い路線を運行する事業者では、ラインナップから消えた折戸をボディメーカーに発注して、高速車に採用していた。ところが需要が多いので最近ではメーカーオプションで選択できるようになった。
見た目と密閉性を取るか、開閉の早さによるパフォーマンスを取るかの選択が可能になり、そこに事業者や路線の特徴が垣間見える。折戸の高速バスに乗車する際には、そのパフォーマンスに注目してみると単調な移動もまた面白い(かも)。
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