地方で活躍を続ける首都圏出身のバス車両……元の事業者が一番分かりやすいのは都バスだと!?

■気づけばそこに、あの子がいる!?

 東京を離れて遠くへ行った「みんくる」ちゃん、実は新潟県内に限った話ではなかった。舞台はこれまた遠く離れた北海道。

 最近大部分が廃止されてしまったJR日高本線の代替バスのうち、道南バスが運行する区間の便に使われていた、日産+西工車体のバス車両(2008年式)のシートに、混じりっ気なしの「みんくる」ちゃんがいて驚きを隠せなかったのは2024年5月のことだ。

実は元・都営バスだった、道南バスの日産ディーゼル+西工96MC車体。北海道には2024年に来たばかり
実は元・都営バスだった、道南バスの日産ディーゼル+西工96MC車体。北海道には2024年に来たばかり

 どうやらそれだけに留まらず、これまでに青森、仙台、水戸、岩国、下関、北九州などで「みんくる」ちゃんの目撃例があるらしい。

 神出鬼没・今度は一体どこに現れるのか!? 訪れたその土地土地で「みんくる」ちゃん=元・都営ハンティングをやってみるのも面白そうだ。

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バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。