日本各地を走る高速バス!  全国で幅広く使われている“普通にメジャー”な車種が深すぎた!!

■高速バスの外車事情

 では、通常の高速バスに使われている海外メーカー製の車両は存在するだろうか? 高速車は、BRT向けの車として選ばれる機会の多い、連節バスと状況がちょっと似ていて、海外製もいくつか存在する。

 大型バスの場合、普通乗用車のように左ハンドルのまま走らせる訳には行かないため、どれも日本仕様車である。比較的レアな部類に入ると言えるものの、メルセデスベンツ(ドイツ)やスカニア(スウェーデン)製の車両が一例。

 ただし、上記2社の車は高速道路も走るオープントップ仕様の観光路線バスだったり、2階建てバスだったりと、やや特殊な立ち位置とも取れる。

 ごく普通の高速バスとして活躍中の、一般的なハイデッカータイプの海外メーカー製高速車で、とりわけ目立つのが、韓国ヒョンデ製の「ユニバース」だ。

ヒョンデ ユニバース NOBLE(産交バス)
ヒョンデ ユニバース NOBLE(産交バス)

 ヘッドランプの上部にウインカーを配置した、縦長吊り目のライトケースが大きな特徴で、行先表示器は左右ヘッドライトの間に収まっている。

 「BASIC」と「NOBLE」の2グレードがあり、NOBLEのほうが背丈が45mmほど高い。このほか、NOBLEの屋根上には、ボディと一体化させたデザインの大きなケーシングが載っている。

 このような車種が、全国にまんべんなく広まって活躍を続けている、イマドキの普通にメジャーな高速車ラインナップと言えそうだ。

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