地元民御用達の「遠賀川温泉」でコミュニバスの活躍っぷりが異次元すぎる!?

■最短時間か最適時刻か?

西鉄バス筑豊は本数が多く温泉からは少し遠い
西鉄バス筑豊は本数が多く温泉からは少し遠い

 温泉の営業時間は13時からなので、コミュニティバスで行く場合は遠賀川駅北口を1218発の401番で牟田入口に1228着。約30分待って入浴後、1407発402番で遠賀川駅北口に1419着が最も楽ダイヤだ。こちらがバス乗車時間・距離ともに最短のダイヤだ。

 開店前に30分間待つのがおっくうな場合は、遠賀川駅北口1342発の402番で牟田入口に1407分着。これは前述の最短ルートの帰りの便に乗ってやってくるということを意味する。

直方営業所のバスが遠賀川駅まで乗り入れる
直方営業所のバスが遠賀川駅まで乗り入れる

 入浴後に牟田入口を1533発の401番で遠賀川駅北口に戻ると1558に到着する。こちらのルートは待ち時間はないし滞在時間も長い反面、往復とも遠回りのルートに乗ることになるので、バス乗車の時間はかかる。

 筑豊本線沿線から、または筑豊電鉄沿線からであれば、直方または筑鉄直方バス停から西鉄バス筑豊で浅木バス停下車、コミュニバスの便があれば乗り継ぎもできるが、徒歩であれば800mほどである。

■褐色の温泉

冷鉱泉だが本格的な温泉が楽しめる
冷鉱泉だが本格的な温泉が楽しめる

 お湯は含鉄ナトリウム・カルシウム塩化物冷鉱泉だ。よって鉄分によりお湯の色は褐色だ。内湯と外湯があり、屋根があるので露天ではないが外湯の温泉は鉄分を除去していて透明なお湯だ。塩分が含まれるが、濃度は生体と同じくらいだそうで海水ほど塩辛いということはない。

 ご主人にうかがったところによると、開業24年だそうで、ボーリングをしたら出たとのことだ。元は農地だった当地に農業用水にでも活用できればということで地下水をくみ上げる予定が、冷鉱泉が出てしまい塩分を含むので農業には使用できず温泉にしたとのことだ。

タオルは鉄分により褐色に染まる!
タオルは鉄分により褐色に染まる!

 遠賀郡や中間市、北九州市西部の住人には知られた温泉なのでもっぱら地元民御用達の感がある。しかし鉄道駅から徒歩では40分程度かかるが、それほど離れているわけでもなく、バスの便があるので手軽に温泉が楽しめる場所だ。鹿児島本線や筑豊本線を利用する機会があれば立ち寄ってみてはいかがだろうか。

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