■夏だけのプールサイドイルミ
この夏限定の新エリアとして、屋外エリアにナイトプール「光のナイトスパ『ALOHA LUMINA』」がオープンする。同エリアは、幻想的な光の演出で彩られた新感覚のナイトエンターテインメント。昼とはひと味違う、夏の夜だけの特別な体験だ。
暗い中で撮影に苦労したが、少しでも幻想的なイルミネーションの雰囲気が伝われば幸いである。大人も子供も家族みんなで楽しめるポイントがもう一つ増えたので、そうでなくても見どころや遊びどころが多いのに、1泊では足りないのは言うまでもない。首都圏からのリピーターが多い理由がここにもある。
■恒例のパワースポット参拝
宿泊した翌日は昼過ぎまでは自由取材時間が設けられていた。記者は前回も行った近くの熊野神社に参拝した。スパリゾートハワイアンズから徒歩でいけるパワースポットで、基本的には無人の神社だが御朱印や神札、御守等はセルフサービスで授与されるようなシステムになっている。
熊野神社では御御籤や御朱印、御守等にアロハ仕様のものをそろえている。スパリゾートハワイアンズとは直接関係はないのだが、アロハ仕様で参拝者を迎える理由について熊野神社によると次のような説明がされていた。
「当社はスパリゾート・ハワイアンズ創業時、鎮守の社として地鎮祭を執行し、以来、結婚式、安全祈願祭等を通じ、ハワイアンズ様の安全と繁栄を見守ってきました。当社にもハワイアンズを訪れた方の参拝も増えたため、このたびハイビスカスのレイにアロハの文字を印字した御朱印を製作しました。アロハはあいさつのことばであると同時に感謝や愛情の気持ち伝える言葉と言われています。またレイはそのアロハの精神を形にしたものといわれています。この御朱印を受けられた皆様には、ALOHAのことだまにより幸運が招かれますことを祈ります」
要するに、スパリゾートハワイアンズとは地鎮祭からの長きにわたる鎮守の社としての役割があり、同地宿泊客の参拝も増えているということのようだ。アロハの精神もスパリゾートハワイアンズで説明されるものと一致しており、徒歩で往復してゆっくり参拝しても40分もあれば帰ってこれるので、熊野の大神のパワーをいただいてくると良いだろう。
■なぜこんなところに西工が!
参拝からの帰りにスパリゾートハワイアンズに駆け上ってくる1台のバスを目にした。どこからどう見ても日産ディーゼル・西日本車体工業製のバスだ。スパリゾートハワイアンズのラッピングが施され、トップドアの東日本では珍しいE型である。参拝から戻ったちょうどその時に西工車を見ることができたのは神様の御神徳と確信した。
さて、この西工車はスパリゾートハワイアンズが所有している常磐線の湯本駅送迎用のバスで同社が自前で運行している。聞いたところによると中古車を購入したのではなく新車で導入したバスを今でも使用しているとのことだ。
西日本車体工業とは、かつて存在したバスのボディメーカーのことで、福岡の西日本鉄道(西鉄)の子会社だった。現在は解散してしまったので、新車は二度と製造されないので現存している西工車は貴重な存在になりつつある。
しかし整備や経年劣化でいつまで走れるのかわからないということだったので、どういう形ででも貴重な西工車は残してほしいし、このバスでツアーを組んでほしいとお願いしておいた。ただし無料送迎用の自家用車なので若干の工夫が必要にはなるだろう。いずれにしても、こんなバスを見ることができただけでも本旨とは外れるが貴重な取材機会になった。
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