大幹線道路から急に狭隘路に入る!
新小20は環七通りの側道を走っていると、道路がなくなり総武線にぶつかってしまう。高架の本線は総武線を超えていくが、バスは総武線沿いに左に曲がる。線路が見えたので間もなく新小岩駅なのかと思っていたら大間違いで、ここからが住宅地の狭隘路になる。
住宅地をウネウネと曲がりながら走り、行きどまっては曲がりを繰り返すとバスは葛飾区に入る。ようやく新小岩駅の南口バスターミナルが見えてきたと思ったら、バスはロータリーには入らずに総武線をアンダーパスする。
線路を超えた新小岩駅北口に停車する。北口は路上バス停なので、そのままバスは発車して、蔵前橋通りを環七通り方向へ戻るように走る。
東新小岩四丁目には何がある?
運行系統図をご覧いただきたいのだが「東新小岩三丁目」から枝分かれして「タウンバス車庫」まで行く系統があるが、これは1日1本だけの京成タウンバスのみ。そして「東新小岩四丁目」まで行くのは都営バスのみ。残りの京成タウンバスは一つ手前の「東新小岩三丁目」止まりである。
とりあえず都営バスに乗車しているので終点の東新小岩四丁目まで行ってみることにした。蔵前橋通りには降車停留所はなく、右折して細い道に入ったところに都営バスの操車場があり、そこが終点だ。
この操車場は1本向こう側の道路まで貫通しており、蔵前橋通りにある始発の東新小岩四丁目バス停に折り返すときはバスをそのまま走らせれば蔵前橋通りに出られるようになっている。
東新小岩三丁目にはターンテーブルが!
一方、ひとつ前の東新小岩三丁目で終点になる京成タウンバスはどこに行ってしまうのかということで、1停留所分を歩いてみた。停留所は蔵前橋通りにあるので、終点まで乗った場合は路上で降車する。
都営バスと同様に蔵前橋通りから右折して細い道路に入ると右側に細長いスペースが見えてきた。ここが京成タウンバスの操車場だ。しかしここは通り抜けるようにはなっておらず、かといって楽に方向転換できるほど広くもない。
よく見てみると奥の方にターンテーブルがあり、バスをその上に載せて方向転換させているようだった。こうしてまた蔵前橋通りに戻り東新小岩三丁目を発地として一之江駅に向けて出発する。
鉄道駅を途中の住宅地を経由して結ぶ路線だが、東新小岩のような駅間の住宅地の輸送も担う。運行事業者により発着地が微妙に異なるが両方を乗り比べてみるのも面白いだろう。
【画像ギャラリー】都営・京成タウンバス「新小20」系統の終点「東新小岩四丁目」と一つ手前の三丁目には何がある?(17枚)画像ギャラリー