■エンジン始動でエアコンのサービス!
中央の744-10992号車は6月で引退するが、最後を惜しむかのように多くの人が車内を巡っていた。エンジンがかかっていたため冷房も効いており、暑い思いをしていた来場者にとってはいいスポットになっていたようだ。
さらに車両後部ではエンジンルームが見えるように、パネルが開けられていてエンジンの動く様子を間近で見学することができた。エンジンルームは5月のバスフェスタでも見ることができたが、エンジンはかかってなかったのでこれは貴重だ。
■物販は人気!
また車庫の方ではバスグッズと部品の販売も行われた。こちらはオープン直後から長い列ができ、それぞれがお目当ての商品を買い込む姿が見られた。筆者もエアロキングの商品を中心に購入したが、そのうちエアロキングのミニカーはまだまだ需要があるようだった。
聞くところによれば6000台作ったうち5900台は販売済みで、ここにある100台が本当に最後なのだそうだ。今後のイベントで見かけることがあれば、ぜひとも買っておきたいアイテムだ。ほかにはJR東海バス所有のバスのミニカーや、乗務員訓練車のミニカー、実際に車内で使用されているブランケットなども販売されていた。
■幕回しならぬLED切り替えも!
撮影会の後半にはLED表示を変更しての撮影会も行われた。リクエストに応じて好きな行先表示を出してもらい、ある程度時間を設けて前面や側面の表示の撮影を行った。あらかじめ登録されている表示の一覧から選ぶ仕組みだ。
各方面の行先はもちろん、試運転や訓練車、つばめツアーといったものから、列車代行やJR代行バスという通常見ることはできない表示も出して撮影することができた。また以前は運行されていた金城ふ頭駅といった表示も見ることができた。約2時間ほどの撮影会を満喫して会場を後にした。
■残る1台に乗る機会があればぜひ!
以上、ジェイアール東海バスによるエアロキング撮影会、午後の部の様子をお届けした。以前の記事で紹介した伊豆箱根バスによる「富士重スペースアローで行く!伊豆箱根バスキュービックお別れ会」は路線バスとして日常市街地・住宅地を走るバスが対象だったが、今回のエアロキングは高速車であり乗車する機会も距離も桁違いだ。
ただそれだけに利用者の層も多彩で、全国各方面へと運行されたことから乗車した思い出がある方は東海地方に限らず全国にいるのだろうと思われた。2階建ての1番前の列に乗るなら太陽の日差しがまともに入ってくるので乗る時期や時間をよく調べないといけなかった。
ビジネスシートやプレミアムシートに乗車して上京したのもいい思い出だ。またなんといってもエアロキングといえば国産2階建てバスということ、大きさや存在感はハイデッカー車では味わえないものであり、撮影会でそれを感じながらレンズを向けることができた。
このような機会を提供したジェイアール東海バスにはファンは感謝したことだろう。なお、3台そろい踏みのエアロキングとしてはこれが見納めであるが、残る1台はこの後も見る機会があるので、イベントやツアーがあれば乗ってみてはいかがだろうか。
【画像ギャラリー】JR東海バスの撮影会でエアロキングが3台そろい踏みってマジ?(20枚)画像ギャラリー
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