夕暮れの首都圏を出発して到着は深夜……有名な観光地・日光へ直結する長距離バス!!

■観光地も旅館の宴会時間も終わりバスも終わり

日光駅に到着。すでに周囲は静まり返っている
日光駅に到着。すでに周囲は静まり返っている

 川口ジャンクションから東北自動車道へ一段と加速、首都圏から抜け出る。佐野サービスエリアで休憩。桜交通の福島、郡山、会津若松へと何台かのバスも休憩していた。再び走ると桜交通は直進、こちらは西へと向きをかえて日光宇都宮道路へ。昼間なら日光連山がきれいに見えるはずだ。

 今市インターで高速を降り、日光杉並木トンネルを進んで東武日光駅へ。国道121号線を進めば終点鬼怒川温泉駅へ到着する。観光客でにぎわうこの温泉地でも、旅館も宴会時間は過ぎて静まり返っていた。

 結果的に日光市民にとっては古くからの鉄道路線が便利で、バスには開業当初から足が向かなかったようだった。東北急行バスの東京行きとともに、コロナ禍でさらなる利用者が減り休止が続く中、2022年には正式に廃止となった。静かな終焉となった。

【画像ギャラリー】到着は静寂に包まれた深夜の日光!? 横浜・羽田空港から日光鬼怒川への長距離バス(11枚)画像ギャラリー

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バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。