■観光地も旅館の宴会時間も終わりバスも終わり
川口ジャンクションから東北自動車道へ一段と加速、首都圏から抜け出る。佐野サービスエリアで休憩。桜交通の福島、郡山、会津若松へと何台かのバスも休憩していた。再び走ると桜交通は直進、こちらは西へと向きをかえて日光宇都宮道路へ。昼間なら日光連山がきれいに見えるはずだ。
今市インターで高速を降り、日光杉並木トンネルを進んで東武日光駅へ。国道121号線を進めば終点鬼怒川温泉駅へ到着する。観光客でにぎわうこの温泉地でも、旅館も宴会時間は過ぎて静まり返っていた。
結果的に日光市民にとっては古くからの鉄道路線が便利で、バスには開業当初から足が向かなかったようだった。東北急行バスの東京行きとともに、コロナ禍でさらなる利用者が減り休止が続く中、2022年には正式に廃止となった。静かな終焉となった。
【画像ギャラリー】到着は静寂に包まれた深夜の日光!? 横浜・羽田空港から日光鬼怒川への長距離バス(11枚)画像ギャラリー
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