■調査の内容は担当交通機関により異なる
実際のモニター活動は、任期中にサービスレベル調査、スポット調査を含めて年に数回行われる。質問や回答はネット上で行うために、スマホを持ち出してその場で回答をしながら乗車することも可能だが、一度紙に出力して後でまとめて家からゆっく回答できるようにPDFファイルが用意されているのは親切だ。
自分が担当する交通機関により質問が異なるので、バスにはバスに関する特有の調査をしていることがわかる。単純に点数化する回答だけではなく、具体的に文章で意見を述べる質問もありモニターから寄せられた意見で必要なものは意外に早く反映されたり改善されたりする。
グループインタビュー形式の踏査や施設見学会もあり、グループインタビュー形式の調査は応募して当選したことがないので経験はないが、施設見学会は過去に当選して参加したことがある。ただしバス施設とは限らず、年度により地下鉄の施設である可能性もある。令和6年度は都営大江戸線・木場車両検修場で異常時総合訓練(地下鉄)見学会として実施された。地下鉄の見学会であっても担当交通機関にかかわらず応募できる。
■利用者のために…
モニターはクレーマーであってはならないし、忖度しまくりでもよくない。自分を含めて利用者全員が快適に利用できる交通機関を目指すための意見を、利用者代表として寄せていることを忘れてはならないだろう。
決して調査回数が多いわけではないが、年度末に任期を全うすると最後に、モニター参加への御礼品として、一日乗車券3枚が送られてきたが、毎年度同じ扱いとは限らない。都営まるごときっぷゲットのためにモニターをしているわけではないが、普段利用する都営交通がより良く発展していくために建設的な意見を述べたいところだ。そのような気概のある方は、ぜひ都営交通モニターに応募してみてはいかがだろうか。
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