■男性もお願い事OK!
参拝を終えて御朱印を受けに授与所に行くと、「お願い事は書かれましたか?」「いえ、男性なもんで…」「男性でもお願い事を書いて行ってくださいね!」というやり取りがあり、神社の方の話によると要旨「命をかけて危険な海に潜る女性が信仰した石神さんだが、それは海士が女性だということから来たことで、そう言ってはいるけれでも今では性別にかかわらずお願いをして構わない」ということだった。
記者には今のところお願い事はないのだが、お願い事をした女性の心願が成就しますようにという趣旨の「お願い事」を書いて奉納した。
帰りは土曜日だけ運行するちょうど大きな循環状の経路になるルートのようで、鳥羽バスセンターから乗車して降りたバス停で待つ。これは先述した鳥羽バスセンターで得た情報に基づく。待つこと数分で見えたバスは日野ポンチョだった。運転士に鳥羽バスセンターまで行くことを確認して乗り込む。
やはり所要1時間程度で、往路とは異なるルートで鳥羽駅方面に向かう。何度も峠を越え、小さな漁港に降りていき折り返してまた峠に戻るということを繰り返してバスは進んだ。ちなみにこのような路線だからなのかはわからないが、乗車したポンチョはマニュアル車だった。
臨時運転士としてAT車のレインボーやポンチョを運転する記者だが、この路線でAT車はきついだろうなと直感したくらい狭いとか急カーブとかいうよりもアップダウンが激しい路線なのだ。バスファンであるならば、これだけでも乗車してポンチョの性能極限を体感する価値はある。
■民宿はいいらしい?
神社の方に聞いた話だが、付近は海女が多い地域で民宿も多いという。よってそれらの民宿では一級品の新鮮な海の幸がふんだんに出るそうで、もしお願い事がかなってお礼参りに来る際には神社の近くに泊まってみてくださいと情報を得た。
確かに参道付近には民宿だけではなく海産物を直売する民宿もあり、これらのいくつかは海女の手により水揚げされたものなのだろう。鳥羽駅からでも往復2時間かかる神明神社だが、わざわざ時間を作って遠くから来てくれたあなたを神様は温かく迎えてくれるだろうから、伊勢旅行の計画に組み入れてみてはいかがだろうか。
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