■乗りに来たより歩きに来た日
歩いている先々でちょくちょく現れる、池の数の多さに同地の特徴を見出しながら、徒歩1時間20分くらいで北条町に着いた。
まだ真っ昼間の12時台であったが、この日はもう移動しても意味がないというか、むしろ動くと詰んでしまうので、このまま北条町止まりだ。
北条町には、JR加古川線/神戸電鉄と接続する粟生駅までの13.7kmを結ぶ、非電化の第三セクター「北条鉄道北条線」が営業している。
大体1時間に1本のペースで列車が出ていて、片道20分ちょっとのミニ鉄道旅が味わえる。登録有形文化財の旧い木造駅舎が今も残っていたり、鉄道趣味での見どころ溢れる路線だ。
この日は特にやることも決めていなかったので、北条町駅設置のコインロッカーにカバンを放り込み、1日乗車券を買って乗り遊びすることにした。
何カ所かで適当に下車して沿線散策したところ、先の区間移動に加えて1日の歩数が3万歩に迫り、バスに乗りに来たはずなのに、目的が歩きに来た日へとスッカリ変わってしまった気がした。続きはまた次回。
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